Procedure -The Fifth Edition-
ハードルは高めに
火曜日は、朝から何か忙しかった。
特に何があるというわけでもないが・・・
なんとなく気分がせっていた気がする。
この季節につきものの、花粉症が体をむしばむ。
こっちへ、引っ越ししてきた当時はかなりつらいものがあった。
それからはしばらくは、ましだったが、微妙に症状はでている気がする。
コンタクトもこの時期は目に良くないと思い、メガネを使用している。
まぁまぁメガネもたまにはいいもんだ。
何を思いたったか、来週に発表予定の英語論文を差し替えることにした。
まぁ大変な作業ではある。
しかし、自分でハードルを上げることが、前進するための重要な要素だ。
多少、辛い思いもあるが、ここで踏ん張れば、また一歩上の自分に出会うのかもしれない。
そんな期待を毎日、自分に抱く。
自己満足の世界だけど・・・
なんとか、集中して数ページの翻訳を終えた。
目がアルファベット状態だ。
ただ、motor imagery関連の論文であり、自分の研究テーマともマッチしており、有意義な時間だ。
その分野の、generalな部分は総説に限る。
日本語の論文でもよいのだが、どうもしっくりとマッチしたものが見つからない。
motor imageryの研究自体は、スポーツ分野が中心であり、その応用としてリハビリテーションの世界に導入された。
特に、脳卒中患者への取り組みが目立つ印象だ。
実際には、患者さんはそれだえではなく、脊髄損傷や切断も存在している。
つまり、病理的に損傷部位が異なる。
おおまかにいえば、統合と入出力の差というところだ。
ここには、motor imagery導入の技術的側面で差があって当然だ。
このあたりは、まだまだ研究されていないのが実情である。
追及していくしかない。
帰宅後も、英語の翻訳行い、そのまま就寝した。
水曜日は朝から英語だ。
ラッキーなことに運動イメージ関連の論文だった。
今回のは具体的な方法論について言及されていた。
個人的には興味深く、勉強させていただいた。
段階的にイメージトレーニングの導入基準と方法が述べられていた。
これもまた興味深いところだ。
特に、自主トレーニングのための個人管理表は印象深い。
これは、実際に使用していくつもりだ。
ぼちぼち、仮説自体は自分の中で定まっていないが、臨床的に導入する手順を検討していきたい。
具体的にしてく必要性があるだろう。
そういう意味では、同僚と新たなプロジェクトの相談をした。
臨床家だからできることに着手すべきだ。
お昼休みは、先日届いたpressure ulserのガイドラインに目を通した。
少しずつ、知識を蓄積していこうかと思う。
今年度の末には、勉強会へと発展させる予定だ。
セラピストもpressure ulserのマネージメントには積極的に参加すべきだ。
最近、勉強始めたばかりで何も言えないが、重要性は改めて認識した。
前進していきたい。
夕方は、症例検討会に出席した。
重度な片麻痺の症例であった。
重度な方へはセラピスト、家族の観察力がかなり重要だ。
ましてや、重度な方はセラピストの概念によって意識の存在が消えてしまうことがある。
そもそもの現象を理解するためには概念が入ってはいけない。
コミュニケーションが円滑でない症例ほど、その傾向は強い気がする。
その時の、減少を把握することだ。
表出できていないなら、なぜできないかを純粋に考えるべきだ。
それは表出できない人と接するという概念化されたものから、表出できない理由、その方がおかれている状況を考えるということだ。
さもなくば、要素還元的に身体が物体、機械として扱われてしまう。
そこに妥協は、しないように努めたい。
それがセラピストの重要な仕事であろう。
そうすれば、いままでど異なる何かが見えるのかもしれない。
その後は、再度英語の翻訳を進めた。
何とか2ページほど進めた。
あと、3ページ終了だ。
なんとか金曜日には、終えれるはずだ。
それが終了したら、寝かした抄録を再度修正し、添削をお願いしにいくことにする。
論文の続きも進めねばならない。
前進あるのみだ。
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