Procedure 　-The Fifth Edition-

今日も少し寒い朝。

先日、飼っていた犬が亡くなりました。
ここ数年は、顔をみることができていなかった。
正直、最後にもう一度、顔を見たかった。

今年の5月には帰省を予定しており、その時に会えることを本当に楽しみにしていた。
そんな矢先の、不幸だった。
とはいえども、もう20年生きていた。

犬であれば、かなり長生きなのではないだろうか？
母親からは、3月8日もご飯は食べていたらしい。
最後の晩餐だったのかな。

3月末に誕生日を控えており、今年は何かプレゼントを贈ろうと考えていた。
それも、もうできない。

複雑な心境だ。

でも、家で両親にみとられたことは良かった。
それだけは、本当に救いだと思った。

永遠になりましたね。

いつか、この日が来るとは思っていたが、いざ来てしまうと寂しい気持ちだ。
最後に会えなかった自分にとっては、記憶に刻んでおくことができる唯一のことかもしれない。
記憶に残っていれば、それは忘れない限り、もう死ぬことはない。

前に会った時は、耳も聞こえていないし、足もフラフラ。

死んでからは、読んだら聞こえるようになっているはず。
走りまわれるはず。

自分は毎日、懸命に生きることにします。

今日は、仕事終了後に大学へ。
文献を入手しに出かけた。

次の仮説への重要な論文になりそうだ。
じっくり吟味しながら読みたい。

もう、エンジンは温まりつつある。

前進あるのみ。

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