Procedure 　-The Fifth Edition-

敬老の日は明日。
実家を出て以来、祖父祖母には会っていない。
過去を振り返るとお世話になった記憶が蘇る。
こういった日を定めるのは、先人への感謝を意味するのだろう。

ある意味、親孝行と似たもので孝行したい、感謝の気持ちを伝えたくても伝えられない状況になる。
わかっていてもできないものである。
人間誰しも明日を生きている保障はない。
しかし感謝の気持ち、敬うことができない。
それは照れなのか・・・・・。
特別、癌であるとか宣告されない限り「死」を意識しないのかもしれない。
生命については何もかもが当たり前になっている。
生死についての不安がつきまとうとき何も手につかなるのかもしれない。
人間の人生で唯一共通していることは、生まれることと死ぬこと。
当たり前であることこそ、重要なことが隠されているのかもしれない。
むしろ、当たり前であることには予期が働かないのかもしれない。
生命の因果性は理解しているはずだが、具体的には感じることができない。
心臓が停止し、脳活動が停止する。つまり生理学的には思考が停止し心が止まる。
宗教であればそれは精神は永遠なのかもしれないが。

先人達への感謝。
面倒をみてくれたこには当然感謝。
身をもって伝えてくれる、「生命」「心」。
敬老の日はそんなことを教えてくれているのかもしれない。

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